ヤン・シュヴァンクマイエル その1
Jan Švankmajer(1934~)
プラハ生まれのチェコの映画監督、アニメーション作家、シュールレアリスムの芸術家。アニメーションを効果的に使った映像表現を用いる作家で、チェコアニメを語るには外せない人物です。人形アニメが子供だけのものではない事を示してくれる作品群です。関連書籍、DVDなど多数有り。
『ジャバウォッキー』(Žvahlav aneb šatičky slaměného Huberta/Jabberwocky) 1971年
冒頭の少女の声は『鏡の国のアリス』にあるジャバウォッキーの詩。不可思議なイメージが連続する作品ですが、損壊する人形のイメージは後のクエイ兄弟に引き継がれていると思います。
『対話の可能性』(Možnosti dialogu/Dimensions of Dialogue) 1982年
3部構成のオブジェクトとクレイのアニメーション。グロテスクだけど、その気味悪さが気持ち良い不思議な感覚を味わわせてくれる作品。
参照