ちえりとチェリー
2015年、日本、中村誠監督
祖母の家へ出向いた少女は、チェリーと名付けたぬいぐるみを片時も離さない女の子だった。母親、親類が出掛ける中、祖母の家に一人残された少女は、床下や蔵の中で話のできるネズミやネコと出会う。
日本家屋や庭が丁寧なセットで描かれていて正しく日本製ファンタジーといえる作品でした。人形の顔もいわゆるアニメを彷彿とさせる目の大きな造形で作られているのも外国の人からすれば日本的なのかも。
ぬいぐるみのチェリーが実体化して主人公と話をするといった、人形に命が吹き込まれ生きているように動くという人形アニメーションらしい物語でもあり、ネズミのねずざえもん、ネコのレディ・エメラルドといった動物のキャラクターの動きも愛らしいです。
監督の中村誠さんは、テレビアニメの脚本を多く手掛けている方で、近年では日本製チェブラーシカの監督も手掛けています。
アニメーション製作がどこなのかは不明ですが、映画のエンドロールでは日本人の名前と並んで、韓国もしくは中国系のお名前が多数流れていたように見えたけれど詳細は不明です。パンフレットを買えなかったので。製作スタジオなど何か分かれば追記します。
追記
アニメーション製作は、韓国のCOMMA STUDIOというところのようです。COMMA STUDIOは和製チェブラーシカやNHKのどーも君の製作も行っている模様です。他にもCMやオリジナルキャラクターの人形アニメーションを製作しているようで、youtubeチャンネルもありました。
にくきゅう (id:nikuniku9) さん、貴重な情報をありがとうございました。
参考
中村誠 M.Nakamura (@Sna72860) | Twitter
COMMA STUDIOのHP(韓国語)
COMMA STUDIOのyoutubeチャンネル